ありえないことはありえない

主にApple製品やWEB、ガジェットなんかについての備忘録

創業時に世界中の天才を集める方法もGoogle流

Googleの共同創業者のLarry Pageは、只者ではないと
思っていたが、創業時に無名のGoogleに、どうやって
世界中から天才を集めたのか。
たぶん、日常的に誰でもやっていることなのだけれども
そのスケールが違っていたりする。

1998年にGoogleを創業した、Larry Pageという男が、1999年、世界中の計算機科学の基礎研究に携わっている「天才」学生にアプローチしたらしい。
Larry Pageは、自分のいたスタンフォード大学の計算機科学の教授を5人、相談役として雇う。
その教授のネットワークで、「これは天才だ」という学生を見つける。
その全ての学生に、FedExで、スタンフォード大学の教授の手紙と、ファーストクラスの往復チケットを送る。
「是非あなたの研究について話して欲しい。パロアルトに来て話してくれませんか?」

My Life in MIT Sloan:初期の無名のGoogleがどうやって世界中の天才を集めたか


「類は友を呼ぶ」を意図的に積極的に実行して、世界最高レベルの
天才集団を作り上げていっただけでなく、事業を成功させ、自分の
資産も莫大なものにしていった行動力と知恵には驚嘆するしかない。


まあ学生なら、スタンフォードの誉れ高い教授にファーストクラスのチケットを送られたら、行って
みるだろうな。
それで、Larry Pageと教授たちが「面接」する。
見事面接を通った学生たちが、本格的にアトラクトされる。
Larry Pageが、当時既に考えていた、検索エンジンの構想と、将来的にはデータマイニングの手法で、人々の生活の隅々まで入っていくサービスを確立する夢を語るのだ。

この方法で、世界中の「天才学生」にアプローチしていった、という話。

これが「天才」学生のネットワークで更に広がっていく。
採用された元学生たちは、自分の知っている「天才」たちに声をかけていく。
Larry Pageが夢を語って、アトラクトする。


教授たちの間でも、Larry Page自身が知られていなければ
成り立たないという話でもあったり。


こうして集められた天才学生たちは、Google検索エンジンの開発を成功させただけでなく、その後のGoogleの新しく、面白いサービスを次々に開発するリーダーとして活躍していったそうだ。


「神童も二十歳過ぎればただの人」では、ないようです。googleの中の人たちは。