ありえないことはありえない

主にApple製品やWEB、ガジェットなんかについての備忘録

【修理】PC用液晶ディスプレイ[FLATRON Wide L226WA-BN]の電源が入らなくなったので修理してみたよ(後編・完結編)【液晶モニタ】


前編はこちら

■前回までのあらすじ。

液晶ディスプレイの電源が入らなくなった(´Д` )

そうだ、修理しよう!

分解してみる!

あ、電源基板の電解コンデンサが怪しい(´Д` )

秋葉原で部品調達!

さて、修理するぞ!←いまここ

■準備するもの

●対象
 前回液晶ディスプレイL226Wから取り出した電源基板

●交換用部品
 電解コンデンサ 16V 1000μF 105℃ 3個
 
●工具類
 ハンダごて 30W 1本
 ハンダ(鉛なし 0.6mm) 1本
 こて台 1個

■作業手順

1.電源基板上、目視で明らかに異常とわかる(膨らんでいる)
 電解コンデンサを1つずつハンダごてを当てて外す。(計3個)

2.異常電解コンデンサを外した後の電源基板に極性(プラス・マイナス)
 を間違えないように気をつけて、ハンダ付けしていく。

3.ハンダ付けが終わったら、電源基板を元のアルミケースにネジで
 止める。

4.液晶パネルから外していたケーブル類をつなぐ。

5.電源ケーブルをつないで、電源を入れる。

6.電源ランプが付いて、液晶パネルに入力信号がない旨の表示を確認する。


とまあ、こんな感じの流れで部品交換をしてみました。


異常(故障の原因)と思われる電解コンデンサをハンダごてを
使って外す様子は撮影できなかったので、1個外したところを
ご紹介しておきます。


秋葉原にて調達した電解コンデンサをサクサクと極性を
間違えないようにハンダ付けしていきます。

ハンダ付けが完了したら、電源基板をアルミケースにネジで
固定します。それから基盤から出ているケーブルをそれぞれ
元通りにつないでいきます。


結論から言いますと



直りました!!


試しにネットブックAcer Aspire One D250-Bk83)につないで確認したところです。


電源ランプも点灯し、デスクトップ画面も表示されています。


一旦、 液晶ディスプレイL226WA-BNの電源を切り、きちんと裏蓋をしめて
液晶アームに取り付けます。
液晶ディスプレイとPCとの間ををDVIケーブルでつないでみます。


無事修理完了です。


修理から2週間ほど経ちますが今のところ大きな問題もなく
きちんと液晶ディスプレイとしての使命を果たしております。



電源ボタンの両端のバネの部分が折れてしまい、電源オン・オフは
この"もげた"スイッチでボタンを押しています(´Д` )



久しぶりにハンダ工作をしたのでちょっと楽しかったですねえ(´・ω・`)


液晶ディスプレイに限らないですが、最近の電子機器は枠がプラスティック
の爪で、はめ込み式になっていることが多くて、修理するにも、分解すると
プラスティック爪が割れたり欠けたりすることがあって修理してるんだか
壊してるんだかという状態になりかねません(^_^;)


部品代420円ですが、実際に使ったのは40円の電解コンデンサ3つ計120円。


結果的に直ったのでよしとします!